音楽を通して豊かな人生を~『一生ものの音楽教育』を読んで

ピアノ

我が家の子どもたちにピアノを習わせる理由~それは、音楽を楽しめる大人になってもらいたいからです。

理想ですが、他人に作られた音楽を聴くだけの楽しみ方ではなくて、自分で主体的・能動的に演奏することで、人生に彩りを添えられたらなぁ✨と思っているわけです。

実は、私も子どもの頃、幼稚園ではヤマハ、その後は個人のピアノ教室で、ピアノを習っていましたが、正直なところ、特に小学生になってからは、練習が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

それは、多分、ピアノで褒められた記憶がないからです。

今でも忘れない嫌だった思い出をカミングアウトすると、母に言われて仕方なくピアノの練習をしていたところ、音がしたので振り返ったら、父がいて

「なんだ、全然集中してないじゃないか」

みたいなことを言われた記憶です( `ー´)ノ

あれには小学生ながらカチンときましたねー、今でも思い出して頭にきてます!

あとは、だいたい家事をしながら練習を見張っている母から、「あんたはいつも左手の伴奏の音が大きすぎる」と指摘されたりしたことを何十年経った今でも覚えています。

でも、ピアノで褒められた記憶は全くないのです…。悲しい…。

だるママ
だるママ

もちろん、小学生までとはいえ、ピアノを習わせてくれたおかげで、その後の学生時代にトコトン楽器を楽しめる基礎ができたと思うので、感謝はしているのですがね…

というわけで、我が子たちには音楽にまつわる嫌な思い出を残したくないなぁとは常々思っていました。

でも、ピアノ習ってると自宅での練習が欠かせないし、家で練習してるのを聴いてると、つい熱が入っちゃう!

で、特に上の子たちにはキツイ言い方になってしまったりもすることもあるわけです💦

そこで、今回出会ったのがこの本👇

スマホアプリの「シンクシンク」で「花まる学習会」のことは気になっていましたが、その花まる学習会の音楽教育部門「花まるメソッド音の森」を立ち上げられた笹森壮大先生の本です。

だるママ
だるママ

スマホアプリ「シンクシンク」は、我が家の子どもたちもかなりお気に入りで、お世話になってます。

ちょうど最近、次女におうちピアノを仕込み始めたということもあり、大変参考になることが多かったです。以下、今の我が家にぴったりで、これから特に実践していきたいことをピックアップしてみました。

メンタル面

【楽器を習うことはストレスと向き合うこと】

〇 質のよいストレスを与えていくことが、楽器を通して得られる大きな学び

〇 「面倒くさい」という内面を見つめることが、反復練習に向き合うことができる第一歩

〇 「面倒くさい」「イライラする」というネガティブな気持ちを持ってもいい→まずはメタ認知から

特に、我が家の長男に見られる行動ですが、妹とピアノを始めたのが同じ時期ということもあり、今、だいたい同じレベルの曲をやっています。

でも、彼にも自分が年上だというプライドがあるので、すぐに両手で弾けないとイライラしている様子が見ていてよくわかります。

これから、そんな時には「イライラしたら上手になるチャンスだ」ということを繰り返し伝えてあげようと思います。

技術面

【曲を弾けるようになってからは、少ない回数でどれだけ負荷を与えられるかが勝負】

〇 常に目的を持ち、それを意識して練習することが大切

〇 負荷が増える練習をしていかないと、劣化するだけでキープできない

〇 考え続けるという行為を持続できるか

これは、長女に言えるのですが、毎日の練習で、ヤマハ幼児科で習った曲を少なくても5~6曲は反復して練習しています。

弾くことがルーティンになっているというところまでは良いのですが、残念なのは、本当に無意識のルーティンになっていて、次にやりたいことを考えながら、早く終わらそうという気持ちが見え見え…💦

そうなると、どうしても演奏は雑になり、ミスタッチも増え、よっぽど丁寧に弾いていた最初の頃の方が良かった!ということになります。

これまで、とりあえず子どもだし、回数をこなせばいいかと思っていましたが、そうではないということがよく分かりました。

音楽というのは一瞬の音をいかに大事にできるかだ、ということは、学生時代、自分が楽器をするうえでも叩き込まれていたからか、妙に納得できました。

それからというもの、練習での1回1回を大事に、例えば、

1回目はノーマル
2回目は元気に
3回目は嬉しそうに

などという風にテーマを決めて毎日の練習に取り組むようにしてます。

で、聴いたらポジティブな感想を言う

やっぱり、褒められると嬉しいですものね!

【練習法の練習・声かけのポイント】

〇 自分で間違いに気づいたら、まず「間違いに気づいたこと」を褒める

〇 出来栄えではなく、弾いているときの子どもの様子に目を向ける~その子が音楽に真摯に向き合って出せた音であれば、それは褒めるべき音

〇 「もう1回」→「そしたら(じゃあ)今度は~してみよう」
子どもがやりたくなる、前に進んでいる感じの声掛け

英語も音楽も、褒めるという点では共通してますね☻

褒め上手を目指します!

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